2020年1月30日

やりたいことをやる

皆さんは自分のやりたいことをやって生きていますか?

「やりたいことはやるべきだ!」

これには多くの人が賛同することでしょう。しかし、実際にどの程度の人間がそう思っていても、それが出来ずにいることでしょうか?

「やりたい部署に就けないから転職をしたい」

彼女は言いました。ふむふむ、なるほど。

「希望は何度も伝えているんです」

上司には何度も配置換えの希望を言っているようです。しかし、組織に属している以上、すべてが自分の思い通りにはいきません。会社の都合というものもありますからね。

「上手く転職できるか?」

こうした不安から現状維持という選択をしてしまう人が多いような気がします。そして、ずっと不満を抱きながら仕事をしていく。そうなると今している仕事が嫌いでなくても、段々、嫌いになっていく。

「本当にやりたい仕事はこれじゃない」

特別な事情が無い限り、人は生きていくために働きます。嫌々働くのか楽しんで働くのかでは天地ほどの差が出てくることでしょう。

「やりたいことはやるべき」

多くの人間がこれに賛成します。しかし、多くの人間はこれをしません。しないもんだからその次の展開がわからないんです。

「今思っているやりたいことは未来にやりたいと思っていないかもしれない」

子供の頃、プロ野球選手になりたい!と思って一生懸命野球の練習をする。しかし、徐々に自分の実力なんかがわかってくるとその熱量も徐々に冷めてくる。つまり、やりたいと思っていることが実際にやってみると

「自分には向いていない」
「そんなに楽しくない」
「思っていたのと違う」

なんてことが起こってくるんですよね。やってみて初めてわかることがあるってことです。これはやらないとわかりません。

「志望校に行きたいけど学力が足りないんです」
「だったらランクを落として受験してみたら?」
「どうしてもその志望校に行きたいんです」
「そっか、それじゃ、浪人覚悟で受験してみたら?」
「いや、無駄な時間は過ごしたくないんです」
「ストレートに志望校に行きたいってことだね」
「はい、そうです」
「どうしてその志望校に行きたいの?」
「特に理由はないです」
「それじゃ、将来はどんな仕事がしたいと思っているの?」
「特にこれがしたいってことはありません」
「そっか、それじゃ志望校に行ってそれを見つけたらいいだろうね」

相手は高校三年生。これは私が実際に行った鑑定でのやり取りです。このやり取りを聞いて皆さんはどう思うでしょうか?何度もキレたりツッコんだりするポイントはあったと思います(笑)

しかし、この学生さんを上から正論で押さえつけても何も解決しません。勿論、学生さんは無茶苦茶なことを言っていますし、考えが甘いと言わざるを得ません。しかし、多くの大人もこの学生さんと同じように生きているということです。

冷静になって考えて見て下さい。安くて良い商品はこの世にはありません。安いのには安い理由があり、高いのには高い理由があるんです。値段の差には理由があるんです。安くて良い物などといった矛盾を当たり前としている段階で間違った基準や間違った価値観で世の中を見ているということになります。

「やりたいことはやるべきだ!」

これには多くの人が賛同することでしょう。しかし、実際にどの程度の人間がそう思っていても、それを出来ずにいることでしょうか?

皆さんは自分のやりたいことをやって生きていますか?