2020年4月26~28日

野良犬カバラット、宮殿から呼ばれる

26日の日曜日は久しぶりに休みました。何年ぶりのお休みだろう…

床屋に行って、サッパリとしてきました。でも、結局は一日中仕事のことばかり考えて、家で仕事しているようなもんなんです。何年かぶりのお休みでわかったこと。

「俺に休みはいらない」

お店に行っている方が落ち着くみたいです(笑)

27日は政策金融公庫に行ってきました。10:00ぐらいに着いたんですが3人待ち。もっと混雑しているかとも思っていたんですけどね。あっけなく呼ばれました。

すべての提出資料は用意してあります。それら一式を差し出すと驚きの言葉が返ってきました。

「ただいま、2,300人待ちとなっております」
「に、2,300人まち!」
「2~3週間以内に担当者が決まりますので、担当者から連絡がいくまでお待ち願います」

もはや何も言えません。わずか3分で終了。おとなしく政策金融公庫から出てきました。

そのままお店に戻り、事務仕事を行っておりました。ドアを閉めて作業していたんですが、なんとお客様が入ってきたんです。

「すみません、本日は休業中でして…」

残念ながら、お断りさせていただきました。しばらくして、さらにもう1名が入ってきたんです。同じくお断りをさせて頂きました。

4月25日~5月6日までは営業してはいけません。これをしてしまうと休業補償が受けられなくなってしまいますからね。ルールは守らなくてはいけません。にしてもドア閉めている方が人が入ってくるの?(笑)

28日の午前中に北洋銀行から電話がありました。24日に野良犬カバラットが迷い込んだ本店営業部からです。

「お伝えしていなかったことがございまして…」

急遽、訪問することに。このパターンは絶対にダメなやつです。24日に審査の依頼をして28日に返答ですからね。

(なんだかんだと遠回しにお断りをされるんだろうな…)

そんな想いから足取り重く北洋銀行へと向かいました。

前回に対応してくれた方の他、その上司の方も同席されました。

「占いは観相業(かんそうぎょう)に分類されるようです」

どうやら信用保証協会に問い合わせて聞いたようです。銀行のプロですら知らなかった業種です。私などが知るはずもありません(笑)

「保証協会は観相業の保証はしないみたいなんです」

この言葉を理解するのにしばらくかかりました。

あなたは何を言っているの?
ニホンゴヨクワカリマセン。
What are you talking about?

「保証協会のOKなしでうちだけの単独融資はできません」

そりゃ、そうだわな…。それはわかる。でも、その前の言葉があまりにショックで、しばし呆然としていました。

北洋銀行からの単独融資が受けられないことは初めからわかっています。バックに信用保証協会の保証が付いているからこそ相手にしてくれる話でしょう。

今回のコロナ関連の話の中で「保証会社の負担分を札幌市が保証しますよ!」ってことだったらから私も動いたんです。

「観相業は保証しない」

そもそも信用保証協会からの保証を受けられないとなると北洋銀行だろうが北海道銀行だろうが信用金庫だろうが、どこからも融資は受けられなくなるでしょう。

保証会社でさえ保証しない観相業を札幌市が単独で保証するとは到底思えません。

ちゃんと確定申告をしているので個人事業主としては救済対象となるのでしょう。しかし、融資となれば話は別のような気がします。

あまりにも低い占いという社会的地位。

占いというだけでアルバイト情報誌に掲載してもらえなかった苦い過去。

占いというだけでテナントを貸してもらえなかった苦い思い出。

散々、煮え湯を飲まされてきたんですけどね。しかし、今回のが最大級でとどめを刺された気分です。

信用保証協会が認知しないってことは職業として認知されていないってことですからね。カバラットがというより占い会社全体としての問題になってきます。

となれば、銀行からの融資を受けるのは、その銀行独自の判断での借り入れとなるってことです。

一瞬で色んなことを思い付きました。うちは占いイベントを企画しているイベント会社でもあり、占い講習会を開講しているスクールでもあるんです。抜け道はありそうな感じだけどね…

しかし、魚屋さんの中で一部、肉を売っていたからと言って「うちは肉屋です!」と言い張っても、それは誰が認めるでしょうか?

主たる売り上げを何で稼いでいるのか?がとても重要になるはずです。つまりは売上構成比によって業種が変わると言えるでしょう。

「うちが法人になっていれば状況は変わるんでしょうかね?」

一応、聞いてみましたが、あんまし、関係ないみたいでした(笑)

「個人事業主の山賊」
「法人の山賊」

の違いでしょう(笑)占いという観相業を営んでいる限り、永遠に社会的信用を得ることは難しいってことですね。

世の中には法人化して全国チェーンで営業をしている占いの館があります。こうして表舞台に立つこともできるんでしょうが、銀行からの融資を受けるには相当の資金力と経営実績がないと難しいのでしょう。勿論、担保や相当な預貯金があれば別でしょうけどね。

ちなみにですが、最大手の千里眼さんは「運営会社には占い師はおらず、マーケティングや広告戦略、店舗運営を主な業務としています」と明言しています。観相業ではないってことですね。

北洋銀行の方からは政策金融公庫に行くように言われました。手元には見慣れた政策金融公庫の申請書。

「すでに手続き済みです。ほんの2300人待ちの状態でしたけどね」

そのことを告げると驚いていました。こうして北洋銀行本店営業部とのやり取りも終了しました。

残念ながら北洋銀行から融資を受けることはできませんでしたが、北洋銀行本店営業部の担当の方はとても誠意ある対応をしてくれたと思います。

偶然、迷い込んだ宮殿。いつか野良犬カバラットも成長し、再び訪問できる日が来ることを楽しみにしております。

ありがとうございました。