2020年1月9日

レジの入金ミス。まさかの自腹

操作ミスにより6000円の不足。閉店後にレジを閉めた際に発覚。自分のミスであることは自覚している。上司に相談した所

「自腹でお願いします」

との返答。会社に迷惑はかけたくはない。自腹は覚悟していたものの、いざそのように言われると何か釈然としない。

月に200時間以上も働き、会社のためにと頑張ってきたつもりではある。しかし、もう前のようなやる気が起きない。転職をする勇気もなくこのまま低いモチベーションのままやっていけるのだろうか?

さらにこのことがトラウマとなってしまっている。

「レジ操作を行いたくない」

積極的な販売を行いたくなってきている。元々、レジ操作には自信がなかったが、今回のことでさらにレジに対する恐怖が強まってしまっている。

カバラット的には

このレジの過不足問題は多くのお店で抱えている問題と言えるでしょう。基本的に過不足の金額を決めてその範囲内であれば会社が負担するというやり方が一般的でしょう。プラスマイナス500円まではOK!みたいな感じですね。

今ではコンビニやスーパーのレジはキャッシャーが自動認識して入出金をしてくれるタイプのものが主流だと思います。昔のような過不足がかなり減ってはいるんでしょうけどね。しかし、それでも渡し忘れなどの過不足が生じてしまうようですね。

しかし、今回のように

一方的に会社が全額負担を強要してくる」

ことは違法なんですけどね。きっと、この上司の方はそういうことを知らないんでしょうね。

まずはミスをした人間の特定をしなければなりません。複数人でレジ操作を行う場合、誰のミスなのかわかりませんからね。今回の場合は本人も認めているのでこれが争点とはならないでしょうけどね。

これが故意にミスを犯した、もしくはレジからお金を盗んだなんて場合は当然全額請求となります。盗んだなんてのは、もはや刑事事件ですから論外ですけどね(笑)

また、何度も同じ入金ミスが続くなんて場合も請求は可能になってくると思います。しかし、今回が初めてのミスであるとか、特殊な業務上のミスであれば従業員に全額負担を強いることは出来ません。

さらにそのレジ操作を教えるための研修を行ったかどうかなども考慮されてきます。何も教えていないのに間違ったあなたが悪いって理屈は通じないってことでしょうね。

「つまり会社側はレジの操作ミスが起きないために可能な限りの手を尽くした!」

という条件が大前提となります。お話を聞くと、どうも今回の場合はそうでもないようですね。となれば、この場合は会社と折半するのが妥当と言えるでしょう。

「折半?全額会社負担じゃないの?」

って思われるかも知れませんけどね。これは従業員を守ると同時に会社も守るという考えが法律的にあるからです。残念ながら、レジからお金を盗む従業員が出てくるのも事実でしょう。

コンビニの防犯カメラは強盗に備えるだけのものではありません。従業員がレジからお金を盗まないように監視している目的もあるのです。

つまり過不足の全額会社負担を容認してしまうと、それを逆用してお金をちょろまかす従業員が出てくる可能性があるってことですね。これは充分に理解できます。

ちなみにですが、自腹金を給料天引きには出来ません。これは完全に違法行為となってしまいますのであしからず。

「間違った人が悪いのではなく、間違う環境にしている会社が悪い」

私は常にこのように言っています。さらに同じように言っていることがあります。ミスが発覚した際に

「今後は気を付けてください」

「このようなことが二度と行こらないように気を付けます」

とかは全く意味のないことだと思っています。そんな精神論で問題が解決するはずがありません。

これは人間が行っていることです。絶対にまた同じミスを繰り返すんです。だからこそ具体的な改善策を提案しなければならない。私は常にそう思っています。

にしても、今回の件は両方の立場が理解できます。私も経営者側の人間ですからね。従業員のミスで会社に損失を与えるってことは許されません。ただ、私からすれば今回の一番問題視すべき点はお金のことではありません。

「やる気をなくしてしまった」

ここが一番の問題です。これは大きな大きな損失です。言い換えれば、たった6000円で従業員のモチベーションを下げてしまったのです。信用を失ったとでも言いましょうか、はしごを外してしまったとでも言いましょうか、月200時間以上も働いてくれている従業員に対して行う仕打ちではないように思えますからね。

ちなみに月200時間の労働時間っていうのは拘束時間はそれ以上になりますからね。単純に考えても一日10時間以上。凄いですよね。これはカバラット並みのブラック企業だと言えるでしょうね(笑)

とにかく、私の理屈からすれば

「6000円を間違った従業員が悪いのではなく、6000円の間違いが起こり得る環境にしていた会社が悪い」

となります。これが例えば、6万円だったらどうなんでしょうかね?60万円だったら?600万円だったら?なまじ払えるであろう金額の6000円だからこそ全額自腹なんていう判断になるんでしょう。

しかし現実的にこの方は会社と争うことはしないでしょうね。今後も働き続けるとなれば「泣き寝入り」となるパターンが多いのではないでしょうか?そして、もし、その選択をするのであれば、どこかで割り切る必要があります。

聞けば、充分なレジ研修は受けていない様子。さらに今回が初めてのミスだったそうな…

「ガチで裁判になったら勝てそうだな…」

そんなことを思ってしまいましたけどね。それはあくまでも私の無責任な考えに過ぎませんので、そんなアドバイスはしませんでしたけどね。

時代の流れによりキャッシュレス化が進んでいます。今後はますます加速していくことと思われます。現金を取り扱わなくなったことにより防げるミスも出てくることでしょう。しかし、反面、新しいパターンのミスが起こってくるのでしょうね。

頑張っている人の情熱に油を注ぎ、さらに燃え上がってもらう。

「やりがいを与える」
「責任を与える」
「権限を与える」
「承認してあげる」
「必要としてあげる」
「評価してあげる」
「目標を与えてあげる」

おおよそこれらのことが満たされれば、人は会社のために頑張ろうとします。仕事が楽しくて仕方がない状態とも言えるでしょうね。さらに自分の立ち位置を守ろうと一生懸命努力をするはずなんです。

こうして従業員の「やる気」を如何に引き出していくか?それが企業にとって重要なことなります。

私は過去に営業をしていたことがあります。たくさんの企業や個人事業主を見てきました。ここに会社の大小は関係ありません。個人経営の会社であってもパートさんやアルバイトの方々の意識が高い会社はやはり伸びていくんです。

企業は人の集合体です。しかしそれは「やる気のある人の集合体」であり「同じ志を持った人の集合体」でもあるんです。

覚悟を持って人生を変えたい!と思っている人間は頑張ります。そういう人間に対して「やる気」を与えることができれば会社は急成長するんでしょうね。

自腹

お腹の肉で良いって訳にはいきませんよね(泣)