2020年1月23日

電話占いをしている占い師さん

入口外から女性が店内をのぞき込んでいました。

「どうぞ!」

私が手を差し出すと、彼女は店内に入ってきました。きょろきょろしながらも着席。

「それでは今日は何を占いましょうか?」
「いや、特に占ってもらいたいことはないんですけど、どうぞって言われたから入ってきたんです」

何とも面白い!つまり、なんかよくわからんけど、誘われたから入って来た!って感じですね(笑)

まっ、特に悩んでいることもないそうですが、色々とお話をしました。勿論、カバラットは時間でお金を頂きます。内容が占いではなく単なるお話だったとしても料金が発生してしまいますけどね。

色々と聞いていくうちに彼女が同業者であることがわかりました。電話占いをされているらしいんですけどね。なんと、月額80万円も稼いでいるそうな!

は、はちじゅうまんえん!

専属の税理士さんがいて、年間960万円で抑えるように言われているようです。そうなると月額80万円となるんですよね。これは税金対策のためであることはわかります。1000万円を中途半端に超えてしまうと消費税を払わないといけなくなりますからね。

「過去の最高月収は170万円です」

これまた凄い数字です。勿論、電話占いだけで稼いだ数字とのこと。トコトンやってみたら月にどれぐらい稼げるのだろうか?

そんな想いから毎日の睡眠時間が2~3時間でずっと電話占いをやってみたそうです。その時の月収が170万円だったようです。

そんな生活が続く訳がありませんけどね。今は月の半分で80万円を稼ぎ、残りはブラブラしているそうな(笑)

「無駄遣いしてしまうからダメ」

彼女はそう言いました。特にすることもなく、なまじお金を持っているとなると自堕落な生活になってしまうようですね。

「話し相手にならない」

身近な人間は彼女のレベルについてこれないようです。議論や討論はもとより、単なる話し相手にすらなれないのでしょう。それはわかるような気がします。大学生が小学生とお話をしているようなもんでしょうからね(笑)

彼女はずっと話をしていきました。私はそれを黙って聞いているだけ。普段は鑑定をしている彼女が今日は鑑定を受けている。何とも面白い光景でしょうね。

20分後、彼女は帰ると言いました。

「いくらですか?」
「二千円になります」
「二千円か…」

彼女はそう呟き、お財布から5000円札を取り出しました。

「お釣りはいらない」

売れっ子電話占い師の彼女のことです。1分単価が250円から400円の間でしょう。つまり、10分2500円から4000円、1時間1万5000円から2万4000円ということになります。そんな彼女からすれば、20分2000円ってあり得ない金額なのでしょう。

「とてもスッキリしました。また来ます」

どうやら私は彼女のお話し相手として合格したようです(笑)よく言われることがあります。

「ただ話を聞くだけって楽で良いよね」

実は違うんです。聞くだけの方が能力が必要になるんです。ただ黙って聞いているだけでは相手は満足しません。

「聞いてくれている」

ということを感じさせながら話してもらう必要があるんです。聞いてくれている相手に喋ることが重要だってことですね。そっぽを見ながら、適当に相づち打っている相手の場合、喋りたくなくなりますよね。

そして、その話を理解していく読解力も必要になってきます。その人の人となり、考え方や生きてきた環境などから分析する力が必要になるってことです。

そして、最も重要になるのが相手の話が止まった瞬間です。この話題と話題の切れ間こそが出番になるってことです。

ここで適した質問をできるかどうか?が重要になってきます。ここで愚かな質問をしてしまうと

「こいつは全然私のことをわかっていない」
「それ、さっき話した内容だよね」

と、これ以上コイツに話してもムダって思われてしまうんです。人は喋りたい生き物です。しかも、自分を理解して肯定してくれ認めてくれることを望んでいます。これを一口に

「黙って聞くだけって楽で良いよね」

とはならないんです。ここには絶対にスキルが存在し、話すよりも大変な工程がたくさんあるってことです。にしても、色々と興味が湧いてきました。

「もし、俺が電話占いやったら、どんぐらい稼げるのかな?」

私が外部の電話占い会社に登録をして活動するってできるんでしょうかね?電話占い会社で活動している占い師は慢性的に不足しています。占い師自身が続かないパターンが大半で、逆に病んでしまうみたいですね。

「やっぱり対面鑑定が一番良い!」

そう言って出戻ってきた占い師さんを何人も見てきました。私も立場的に出来ないとは思うんですが、可能ならば1ヶ月ぐらいやってみたいですね。いくら稼げるのか?なんか楽しそうですもんね(笑)