2018年10月12日

実家から送られてきたプルーンと作文らしきもの。

それらを持って彼女はやってきました。

彼女はとある学校を受験する予定です。

社会人枠としての入学のため面接や志望動機の提出が必要らしい。

「マスター、添削してくれませんか?」

どうやら私には文章力があると誤解?しているようです。

そんな能力はないんですけどね。

私は学生時代から「国語」が苦手でした。

そもそも興味がなかったんです。全く勉強しませんでしたからね(笑)

小学校低学年時代、私はよく母親と一緒に勉強していました。

私が問題集をやっている間、母親は夕飯の料理を作るんですけどね。

料理を1品作っては私の勉強を見て、また1品作っては私の勉強を見てと繰り返していました。

その時、テーブルの上には「ほうれん草のおひたし」を含めた数品の副菜が乗っていました。

そのうち、問題がわからない私に母は段々イライラしてきたのでしょう。

口調が徐々に厳しくなってきました。そしてついに怒りが頂点に!

次の瞬間、なんと驚きの行動に!

「どうしてこんな簡単な問題がわからないの!」

激しくひっくり返されるテーブル。

宙に舞うほうれん草のおひたし。

今でも鮮明に覚えています。ゆっくりと、まるでスローモーションのようにほうれん草のおひたしが宙に舞っていく様を…

そうです、私の母親はヒステリックな教育ママだったのです。

これが世にいう「ほうれん草のおひたし事件」なんですけどね(笑)

今、自分が大人になってこのやり取りがおかしいことに気付きます。

「どうしてこんな簡単な問題がわからないの!」

この理由で子どもを怒ることはとても理不尽な話です。

わからないから勉強している訳で、出来ないことそのものを叱るのであれば子どもは混乱をしてしまいます。

これはいけませんよね。

しかし、私は母親から大切なことを学びました。

高卒であった母親はきっと学歴コンプレックスがあったのでしょう。常に口にしていた言葉があります。

「私がしてあげられるのは教育を与えてあげることだけ」

この考え方は私にとても大きな影響を与えました。

おもちゃやゲームを買い与えるのではなく教育を与える。

これは絶対に正しいことだと今でも思っております。

勿論、ほうれん草おひたし事件は正当化されるものではありませんけどね(笑)

私は自分の子育てに関して、常に教育を意識してきました。

数字を使ったゲームや言葉遊びのしりとりなどはよくやりましたし、桃伝というゲームをやりながら日本地図や各地の特産品を学ばせたものです。

子どもとの遊びの中にも教育を取り入れたってことです。

これは母親からの教えを形を変えて実行したってわけなんですけどね。

やって良かったことのうちのひとつとなっております。

「マスター、読んでみてくれませんか?」

彼女が差し出したのは作文のような志望動機。

規定では600字以内だそうです。

なぜかしら、彼女の志望動機を読みながら「ほうれん草おひたし事件」を思い出していました。

「どうしてこんな簡単な志望動機が書けないの!」

私はテーブルをひっくり返しませんでしたけどね(笑)

1:結論

2:理由

3:反対意見

4:未来

イメージとしてはこんな構成で良いのかなと。

1で結論から言ってしまうってことです。「私は〇〇したい!」つまりは断定系ですね。

そして2でその理由を述べると。「なぜそれがしたいのか」ってこと。

3は変化球で、自分の不安や現実的に起こるであろう問題点を述べる。「しかし、現実的には〇〇のような問題点が生じるわけで」

4は未来に向けた意思表示。「だけども、私は〇〇がしたい!」と冒頭の結論に戻っていくと。

そこには貴校を選んだ理由を述べる必要もあるでしょう。他の学校との差別化された部分を取り上げると好印象になると思います。

なので学校を選ぶ際は、「この学校は他の学校とどこが違うのか?」を見切ると面接や小論文では優位に立てるってことですね。

その色の違いを指摘し、「それを共感したから」ともっともらしいことを言えば、まず問題ないでしょう(笑)

そして彼女はオープンキャンパスで学校長に質問する機会があったそうな。

これはこれはビックチャンス!金棒を手に入れたも同然です。

「お金目的で資格を取ろうとする学生さんはお断りしたい」

学校長さんにそう言われたそうな。

この意見に対する賛否両論はあるでしょう。ここで、そのことは割愛しましょう。

いずれにしても、実際に本人が「お金目的」で資格を取ろうとしても、そんなことは言わなければわかりません。

真意なんてどうでも良いのです。

ここはトップである学校長の言葉、意見、考え方を利用しない手はありません。

なので、「オープンキャンパスで学校長さんがおっしゃった「お金目的で資格を~」という考え方に共感できたので、是非とも貴校で学びたいと思いました」が通用するってことなんです。

面接官が学校長の考え方を否定することはできませんからね。

ってな感じで姑息なアドバイスもしました(笑)

しかし、私からすれば、このようなマニュアル通りの面接や作文は一切行いませんけどね。

浅すぎます。

カバラットの面接は変なこと聞かれることでしょう(笑)

例えば、タイプ1が「みんなの役に立ちたいので」みたいなことを言った瞬間、即落選となります。

逆に、タイプ2が「リーダーシップを発揮してみんなを引っ張っていきたい」みたいなことを言った瞬間に終了となります。

履歴書で生年月日と名前はわかっている訳ですからね。

その人がどんな人であるかなんて面接する前からわかっている訳です。

自分らしく生きていない、もしくは生きようとしていない人を教育し直すほど、私は気長な人間ではありません。

だから、転職を繰り返すべき人種の履歴書が真っ白であったり、逆に同じ会社でコツコツとやる方がよい人種の履歴書が転職で汚れていたりするとダメってことです。

自分に合った生き方をしようとしているのか?

自分に合った働き方をしようとしているのか?

そこを重要視するってことですね。

志望動機?そんなもんいくらでも口からでまかせ書けまっせ!(笑)

ってなことを思いながら、彼女が持参したプルーンを一気に全部食べてしまいました。

とても甘くて美味しかったものですから(笑)

「論よりプルーン」

ちなみに、私は国語が苦手です。

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